「クラウンシャイネス」とは、木の枝同士ぶつかり合わず、樹冠が重なり合わないようにする現象の事らしい。枝同士がぶつからないように隙間を作ることで、光を得やすくなるのだろうか。その隙間は水路のようでも、亀裂のようでもある。
シェアハウスとは少し違う共同生活を2023年6月から始めた。
私はこの家の誰とも血縁関係の繋がりも、法的な繋がりもない。この暮らしを試してみようと声をかけてもらった。
ここは “閉”じながら“開”けることが特徴の一つなのだと思う。
安全を守りつつ、声をあげること、声を交わすことが可能な空間になり得ないだろうか。
距離を探り合って、保ち、時には踏み越えそうになる。
住みながら、熊本にいる家族を思うことが増えた。同時に、家族とは、家とは、都市に居続ける意味とは、ここでこの暮らしをする意味とは、どこまで人と暮らしをともにして、巻き込まれ、巻き込んでいいのか、誰がシャドウワークをし、ルールを決めるのか、誰がどのような立場にあり、意味が変わるのか、家族たらしめる要素は何なのか。そんなことばかり考えながら生活をしている。
Crown shyness
会期 2024年3月22.23.24.29.30.31日
会場 STUDIO@jia jia house 小田急本線の最寄駅より徒歩3分(東京都町田市内)
詳細は予約後お伝えいたします。
オープン 金.土.日 12:00-18:00
入場無料 予約制
予約詳細 mizukiinoue.com
助成 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]
宣伝美術 福岡南央子
協力 jia jia house,cup
展覧会は終了しました。
お申込みいただきありがとうございました。