Statement

日常で出会う違和感や怒りあるいは考え中の反応について。

日常生活で出会う違和感や怒りの原因となる「中心周縁の関係」「特権と距離」をテーマとする。個人の物語、語りから着想し、フィクションを交えつつ作品をつくる。近年、イメージをエポキシ樹脂で封入する絵、テキストを使った作品、映像作品などを制作している。

The themes are “center-periphery relationship”, “privilege and distance”, which are the causes of discomfort and anger encountered in daily life. Conceived from personal stories and narrations, interspersed with fictional works. In recent years, multimedia such as images sealed with epoxy resin, works using text, video and so on have been produced.


製作中のメモ


属性により個人を差別し、周縁化する構造、
あるいは、日常で起きるマイクロアグレッション、言語、非言語でなされること、
それらの可視化。
もしくは完全なるフィクションによる反語。

作品の色彩について
・震災の被災建築物応急危険度判定のステッカーから着想
・グリーンに対するセイフティなイメージ、レッドに対する危機意識
エポキシ樹脂の使用について
・離型剤を支持体に塗る又は絵具に混ぜ、剥がれた(剥がされた)イメージを樹脂で固定する(される)
・イメージをエポキシ樹脂で封入する。
イメージ
・差別を受けるもの自身の、差別をするものの行動、言動の、またはそこから退避せざるを得ない状況。
・一つの画面の中に複数のイメージを内在させる。
・ノンフィクションとそれから飛躍するためのフィクション。